プログラム

「活用しようPDF：利用〜作成〜論文投稿」
増井 健一　　山梨医科大学　麻酔科学教室

　PDFファイルはどのような環境で閲覧しても形がくずれないため，従来よりホームページやソフトウェアの取扱説明書などに使われてきました．最近では論文や学会の抄録集の配布，学会抄録提出や論文投稿にまでPDFが利用され始めています． 今後ますますの利用度アップが予想されるPDFを活用してみませんか．
 今回は，（１）インターネット上からの論文ファイル入手とその利用・整理，（２）論文用ファイルの作成とその校正，（３）Anesthesiology投稿のために，と論文 をテーマにお話しする予定です．

　 パームコンピューターは、携帯電子端末（PDA)の中でもパームコンピューティング社が開発したパームOSを利用した、まさに手のひらサイズの100g足らずのコンピューターです。代表的なものには、ソニーのクリエをはじめとして、IBMのWorkPad、ハンドスプリングのVisor、そしてパームコンピューティング自身のPalmなどがあります。
　わずか8MB(クリエは16MB)の搭載メモリを利用して、160×160ピクセルの画面上にデータを表示するハードウエアは、ウインドウズCE機やザウルスなどに比べて、はるかに見劣りするスペックです。しかし、シングルスレッドながら驚くほど軽快にソフトが動き、スタイラスペンを用いた文字入力も慣れてしまえば非常に高速に行うことができるようになります。最近の機種ではメモリースティックやCFカードを使って沢山のソフトやデータを利用できるようになりました。何より沢山のパブリックドメインソフト(PDS)がインターネットを介して利用できる点は、他のPDAを大きく凌駕しているところです。
　本講では、このパームコンピューターの医学領域での利用方法を実例をもって解説します。PDSの計算ソフトのMedCalc、Palmacokinetics、データベースソフトのJFile5、薬品データベースのKDICを利用したpdrug16、市販品の今日の治療薬（南江堂版）、医学知識のリファレンスとして著名なワシントンマニュアルなどを紹介します。

　 学会や研究会のみならず院内あるいは医局カンファレンスでも，パソコンの画面をスクリーンに直接，投影してプレゼンテーションを行うことが日常になりつつあります．35mmスライドではできなかった動画やアニメーションが使えることや35mmスライドを作成せずに発表できることは発表者にとっては大変喜ばしいことですが，問題点を把握して臨まないと「落とし穴」にはまることがあります．
　本セミナーでは，実例を交えて「落とし穴」を紹介し，新しい発表方法に賢く対応する「コツ」を伝授します．なお，当日配布するCD-ROMには，講演に使用したスライドのほか，デジタルプレゼンに大変役立つファイルを内包する予定です．

参加費
（テキスト・CD-ROMを含む）

CD-ROM・テキストの郵送のみ